冬(12〜2月)の赤ちゃん・子供の服装

気象庁の予報用語では、冬は12月から2月までの期間です。同じ冬でも日中の気温は北日本と西日本・沖縄で大きく違うため、このページでは季節ではなく気温で服装を選べるように、気温別・月齢別のガイドと冬に気をつけたいことをまとめています。きょうなに着せる?の服装提案は日中(10〜16時)のおでかけを基準にしていて、朝・昼・夜の時間帯ごとの提案もあります。まずはお住まいの地域の今日の提案を確かめてみてください。

冬の気温と服装ガイドの目安(地域別)

気象庁の平年値では、札幌は12〜2月の日最高気温も5℃未満で、昼も0℃の表が目安です。仙台の昼は5℃の表、東京・名古屋・大阪・広島・松山・福岡の昼は5℃〜10℃の表、那覇の昼は15℃〜20℃の表のあたりです。最低気温(多くは明け方の値)は、那覇を除くほとんどの地点と月で0℃の表の範囲です(大阪・福岡の12月は5℃の表)。

冬(12〜2月)の平年の最高・最低気温と気温別の表
地点1212
札幌最高 2.0℃0℃の表最低 -4.0℃0℃の表最高 -0.4℃0℃の表最低 -6.4℃0℃の表最高 0.4℃0℃の表最低 -6.2℃0℃の表
仙台最高 8.3℃5℃の表最低 0.9℃0℃の表最高 5.6℃5℃の表最低 -1.3℃0℃の表最高 6.5℃5℃の表最低 -1.1℃0℃の表
東京最高 12.0℃10℃の表最低 3.8℃0℃の表最高 9.8℃5℃の表最低 1.2℃0℃の表最高 10.9℃10℃の表最低 2.1℃0℃の表
名古屋最高 11.7℃10℃の表最低 3.4℃0℃の表最高 9.3℃5℃の表最低 1.1℃0℃の表最高 10.5℃10℃の表最低 1.4℃0℃の表
大阪最高 12.3℃10℃の表最低 5.3℃5℃の表最高 9.7℃5℃の表最低 3.0℃0℃の表最高 10.5℃10℃の表最低 3.2℃0℃の表
広島最高 12.1℃10℃の表最低 4.0℃0℃の表最高 9.9℃5℃の表最低 2.0℃0℃の表最高 10.9℃10℃の表最低 2.4℃0℃の表
松山最高 12.6℃10℃の表最低 4.8℃0℃の表最高 10.2℃10℃の表最低 2.6℃0℃の表最高 11.0℃10℃の表最低 2.8℃0℃の表
福岡最高 12.6℃10℃の表最低 5.8℃5℃の表最高 10.2℃10℃の表最低 3.9℃0℃の表最高 11.6℃10℃の表最低 4.4℃0℃の表
那覇最高 21.5℃20℃の表最低 16.8℃15℃の表最高 19.8℃15℃の表最低 14.9℃10℃の表最高 20.2℃20℃の表最低 15.1℃15℃の表

気象庁の平年値(日最高気温・日最低気温の月平均)を、風のない日の体感温度とみなして当サイトの気温別の表に当てはめたものです。当サイトが表を選ぶ日中(10〜16時)の体感温度は、1日のピークである最高気温より低くなることが多く、風がある日はさらに下がるため、実際の日中は1つ下の表になることがあります。年や日によっても前後します。最低気温は多くが明け方の値で、当サイトの朝の欄の体感温度とは同じではありません。

平年値の出典: 気象庁「過去の気象データ検索」(札幌仙台東京名古屋大阪広島松山福岡那覇)

当サイトは気温だけでなく風も入れた体感温度で表を選びます。気温が低い日は風速1m/sごとに体感温度が約1℃下がる計算です。暖かい日は風の影響を小さく見積もり、風速8m/s以上は一定として扱います。風の強い冬の日は、平年値の目安より1つ寒い表になることがあります。提案文に出る「冬の服装」「真冬の服装」は体感温度の帯の呼び名で、暦の季節とは限りません。

冬の服装の基本 — 薄手を重ね、屋内では脱がせる

米国小児科学会は、寒い日の外遊びでは薄手の服を何枚か重ねると体が乾いた状態に保たれて温かいとしています。手袋・帽子・靴下の考え方や、屋内や暖かい車に入ったら帽子と余分な服を脱がせるという英国のNHSの案内は、気温0℃前後の服装で出典ごとに紹介しています。暖房の効いた屋内と屋外を行き来する冬は、脱ぎ着しやすい重ね方にしておくと調整しやすくなります。

大人と比べた枚数の目安は、出典によって違います。京都府の子育てQ&Aは「新生児では大人プラス1枚、2か月以降は大人と同じ枚数、6か月を過ぎたら大人より1枚少なめといわれています」と紹介しています。仙台市の保育所作成の資料は、4か月から大人より1枚少なめとしています。一方で米国小児科学会は、寒い日の屋外では月齢の進んだ赤ちゃんや幼い子どもにも大人より1枚多くを目安にしています。当サイトの提案文は、0〜2か月の体感温度20℃未満の日にだけ新生児期の「大人より1枚多め」を添え、ほかの月齢では大人との比較をしていません。表そのものは寒い日の1歳以上にも厚手のアウター・手袋・帽子を出しています。赤ちゃんの暑すぎ・寒すぎは、手足ではなく胸や首の後ろで確かめてください(英国のThe Lullaby Trust・NHS。西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aも、手足が冷たくても背中やお腹が温かければ体温は保てているとしています)。

月齢別のポイント

0〜2か月

冬によく出る表では、0℃の表が肌着2枚・厚手カバーオール・ダウンなどの厚手アウターに帽子・靴下・ブランケット、5℃の表ではアウターが中綿になりフットカバーが加わり、10℃の表ではアウターがカーディガンになります。日中の体感温度が5℃未満の日は、0〜5か月に「長時間の外出は避け、室温調整を優先」という注意が出ることがあります(ほかの注意が重なる日は表示しきれないこともあります)。 0〜2か月の服装ガイド

3〜5か月

0℃の表は長袖ボディ肌着・厚手ロンパース・厚手アウターに帽子・靴下・手袋・ブランケットです。5℃の表では中綿アウターになり手袋が外れ、10℃の表ではカーディガンになる一方でレッグウォーマーが加わります。寒い日ほど小物が多いとは限らないので、その日の表で確かめてください。 3〜5か月の服装ガイド

6〜11か月

0℃の表は長袖ボディ肌着・トレーナー・裏起毛ズボン・厚手アウターに帽子・手袋・靴下・ブランケットです。5℃の表では厚手長ズボンと中綿アウターにレッグウォーマーを重ね、10℃の表では長ズボンとウィンドブレーカーになります。 6〜11か月の服装ガイド

1〜3歳(12〜23か月・2〜3歳)

0℃の表はトレーナーにベストを重ね、裏起毛ズボン・厚手アウターに帽子・手袋・ネックウォーマーを合わせます。5℃の表ではベストとネックウォーマーが外れて中綿アウター、10℃の表ではウィンドブレーカーと帽子になります。外遊びで汗や雪に濡れた服は、早めに着替えさせてあげてください。 1〜2歳の服装ガイド2〜3歳の服装ガイド

4〜6歳

0℃の表は長袖肌着・トレーナー・裏起毛ズボン・厚手アウターに手袋・ネックウォーマー・帽子、5℃の表では中綿アウターと手袋、10℃の表ではウィンドブレーカーで小物はなくなります。この3つの表の日は、その日の提案文に「園で走り回るなら中はもう1枚薄くしても大丈夫です」という一文が付きます。 4〜6歳の服装ガイド

冬に気をつけたいこと

暖房器具・湯たんぽの低温やけど

消費者庁は、湯たんぽや電気カーペットなどは長時間同じ場所の皮膚に触れて低温やけどをすることがあるため長時間使わないよう、床置きの暖房器具は小さな子どもの手が届かない場所に置くか安全柵で囲むよう呼びかけ、スチーム式加湿器でのやけどにも注意を促しています。湯たんぽは心地よく感じる程度の温度でも低温やけどになることがあり、布団を暖めるために使ったら、寝る前に布団から取り出すようにともしています。製品評価技術基盤機構(NITE)は、カバーやタオルで包んでも低温やけどを負うことがあるとし、一般向けに、カイロを直接肌に当てない、就寝時には使わない、と呼びかけています。英国のNHSは、赤ちゃんを湯たんぽや電気毛布と一緒に寝かせないよう案内しています。ホットカーペットやこたつ、ストーブの換気については暖房と乾燥の季節の赤ちゃん・子供の服装と室内環境で紹介しています。

乾燥と加湿

厚生労働省は感染症対策のQ&Aで、特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的だとしています。日中の保育室の目安としては、こども家庭庁のガイドライン(厚生労働省作成)が冬の室温20〜23℃・湿度60%を挙げています。気象庁の用語では、湿度がおよそ50%未満の空気を「乾燥した空気」と呼びます。加湿器を使うときは、スチーム式のやけどにも気をつけてください。室温・湿度の目安が資料ごとにどう違うかと加湿器の手入れは、暖房と乾燥の季節の服装のページで出典ごとに整理しています。

車で出かける日

米国小児科学会は、冬のコートやスノースーツなどのかさばる服をチャイルドシートのハーネスの下に着せないよう注意し、ハーネスをつまめるようなら締め直すよう案内しています。上着やブランケットは、ハーネスを締めたあとに上から掛けられるとしています。詳しくはチャイルドシート・車移動の服装で紹介しています。

雪の日

札幌市(中央区)の子育て情報は、吹雪の日や大人も外出を控えるほど冷え込む日でなければ、雪の日も赤ちゃんと外に出て大丈夫だとし、雪道ではベビーカーの操作が難しいことがあるので抱っこが中心になると紹介しています。外に出るときは、室内の服にコートやスノーウェアを足し、耳の隠れる帽子や手袋、足首まで隠れる靴下などを、雪遊びか買い物かといった行動に合わせて選ぶ、という考え方です。米国小児科学会は、濡れた服はすぐに着替えさせるよう勧めています。気象庁によると、新雪は紫外線を80%も反射します。当サイトの提案は雪そのものを判定には使っていません(降水確率に応じた雨具の注意は表示します)。詳しくは雪の日の赤ちゃん・子供の服装と雪遊びで紹介しています。

寝るとき

こども家庭庁は、1歳になるまでは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で寒さを調整すると安心だとしています。英国のNHSとThe Lullaby Trustは、赤ちゃんの寝る部屋をおよそ16〜20℃にするよう勧めています。室温と服の枚数の考え方は室内・寝るときの服装で出典ごとに整理しています。

冬のシーン別ガイド

出典

よくある質問

冬は赤ちゃん・子供に何枚着せればいい?

大人と比べた枚数の目安は、出典によって違います。京都府の子育てQ&Aは、新生児は大人プラス1枚、2か月以降は大人と同じ枚数、6か月を過ぎたら大人より1枚少なめといわれていると紹介し、米国小児科学会は、寒い日の屋外では月齢の進んだ赤ちゃんや幼い子どもにも大人より1枚多く着せることを目安にしています。当サイトの提案文は、0〜2か月の体感温度20℃未満の日にだけ新生児期の「大人より1枚多め」を添え、ほかの月齢では大人との比較をしていません。服装そのものはその日の体感温度と月齢から、肌着・トップス・アウター・小物の組み合わせとして表で示しています。暑すぎ・寒すぎは胸や首の後ろで確かめて調整してください。

ダウンなど厚手のアウターは何度から着せる?

当サイトの表では、日中の体感温度が5℃未満の日にダウンなどの厚手アウター、5℃以上10℃未満の日に中綿アウターを目安にしています。10℃以上15℃未満では、0〜5か月はカーディガン、6か月以上はウィンドブレーカーです。気温が低い日は風速1m/sごとに体感温度が約1℃下がる計算なので、風の強い日は1段厚いアウターが目安になることがあります。

新生児と冬に出かける日は何を着せる?

0〜2か月の表では、日中の体感温度が5℃未満の日は肌着2枚に厚手カバーオールとダウンなどの厚手アウター、帽子・靴下・ブランケット、5℃以上10℃未満の日はアウターが中綿になりフットカバーが加わります。体感5℃未満の日は「長時間の外出は避け、室温調整を優先」の注意が出ることがあります。建物や車の中に入ったら、帽子と余分な服を脱がせるよう英国のNHSは案内しています。

湯たんぽやカイロは赤ちゃんに使っていい?

消費者庁は、湯たんぽは心地よく感じる程度の温度でも低温やけどになることがあるとして、布団を暖めたら寝る前に取り出すよう呼びかけています。製品評価技術基盤機構(NITE)は、カバーで包んでも低温やけどを負うことがあるとし、一般向けに、カイロは直接肌に当てない、就寝時には使わないよう呼びかけています。英国のNHSは、赤ちゃんを湯たんぽや電気毛布と一緒に寝かせないよう案内しています。

1〜2歳の冬の外遊びは何を着せる?

1〜3歳の表では、日中の体感温度が5℃未満の日はトレーナーにベスト、裏起毛ズボン、厚手アウターに帽子・手袋・ネックウォーマー、5℃以上10℃未満の日は厚手長ズボンと中綿アウターに帽子と手袋が目安です。米国小児科学会は、薄手の服を重ねると体が乾いた状態に保たれて温かいとしています。汗や雪で服が濡れたら、早めに着替えさせてあげてください。

本記事は医療監修を受けたものではなく、公的機関・学会などが公開している情報と当サイトの提案表の紹介です。お子さまの体調や個別の事情については、かかりつけ医の指示を優先してください。