風が強い日の赤ちゃん・子供の服装

きょうなに着せる?の服装提案は、気温だけでなく風速も加味した体感温度をもとにしています。風が強い日は、天気予報の気温の数字が同じでも実際には肌寒く感じることがあり、羽織りや素材選びでの調整が必要になります。このページでは、風が強い日に気をつけたい服装の工夫を、気象庁などの公的情報をもとにご紹介します。

なぜ風が強いと同じ気温でも寒く感じるのか

気象庁は予報用語の解説の中で、「暑(寒)さ」は気温に湿度や風の効果が加わった主観的なものであり、「気温の高(低)さ」と混同しないようにと明記しています。つまり、天気予報に表示される気温はあくまで気温そのものの数値で、実際に体で感じる暑さ・寒さとは別のものだということです。

気象庁仙台管区気象台の学習向け資料でも、「気温が同じでも、わたしたちが体で感じる温度は日差しや風の強さでちがってきます」と平易に説明されています。風が強い日は、気温だけを見て服装を決めると実際より薄着になりやすい、ということがこの2つの説明から読み取れます。

きょうなに着せる?の体感温度の考え方

当サイトの服装提案では、気象庁の天気予報とWeatherAPI.comの気温・風速データを組み合わせて体感温度を算出しています。目安として、気温が低い日は風速1m/sごとに体感温度が約1℃下がる計算にしており、暖かい日は風の影響を小さく見積もっています。また、風速が8m/s以上になると、それ以上風が強まっても体感の下げ幅は一定として扱っています(頭打ち)。

この「風速1m/sごとに約1℃」という数値は、公的機関が定めた統一の換算式ではなく、当サイトが体感温度を計算するうえで採用している目安です。実際の体感には湿度や日差し、服装なども関わるため、あくまで服装選びの参考としてご覧ください。暖かい日に風の影響を小さくしているのは、気温が高いときは多少風があっても寒さにはつながりにくいためで、逆に気温が低い日ほど風の影響を強く受けやすいという考え方にもとづいています。

気象庁の「風の強さ」の目安

気象庁は、風速の段階ごとに人や物への影響の目安を予報用語として公開しています。風速10m/s以上の「やや強い風」は、風に向かって歩きにくくなり、傘もさせなくなる強さとされています。さらに風速15m/s以上の「強い風」になると、風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るとされ、高所での作業は極めて危険な状態です。同じ資料では、風速20m/s以上の「非常に強い風」になると飛来物によってけがをするおそれがあるとも記載されています。

赤ちゃん・子供とのおでかけでは、この「やや強い風(10m/s以上)」あたりが、ウィンドブレーカーなど風を通しにくいアウターを用意しておきたい目安のひとつになります。天気予報で最大風速の数値をチェックする習慣があると、服装の判断がしやすくなります。

気象庁は、強風によって災害が起こるおそれがあるときに「強風注意報」を発表しています。基準となる風速は地域によって異なりますが、お住まいの地域の注意報が出ているかどうかも、外出時の服装や外出そのものを見直す目安のひとつになります。

風が強い日の服装と持ち物の工夫

風の強い日は、厚着で1枚1枚を重ねるよりも、風を通しにくい素材のアウターを1枚足す・脱ぎ着しやすい重ね着にする、という考え方のほうが調整しやすくなります。屋内に入ったら汗ばむ前にアウターを脱がせられるよう、前開きで着脱しやすいものを選んでおくと安心です。

なお、英国のNHS(国民保健サービス)は、赤ちゃんの服装について「大人が着ている服装より1枚多く着せる」という一般的な目安を紹介しています。これは風の強さに限らない気温全般に対する目安ですが、風が強くて肌寒く感じる日に1枚足すかどうかを迷ったときの参考にもなります。海外の公的医療情報であり、住宅事情や気候が異なる点には留意してください。

出典

よくある質問

風速何m/sくらいからウィンドブレーカーなどの防風アウターを用意したほうがいい?

気象庁は風速10m/s以上を「やや強い風」とし、風に向かって歩きにくく傘もさせなくなるとしています。当サイトでも最大風速8m/s以上の時間帯には「風が強め」の注意を表示しているので、このあたりの数値を、風を通しにくい素材のアウターを用意する目安にするとよいでしょう。

気温が同じ日でも、服装の提案が違うことがあるのはなぜ?

当サイトの提案は気温だけでなく風速も加味した体感温度をもとにしているためです。気温が低い日は風速1m/sごとに体感温度が約1℃下がる計算にしており、風が強い日ほど気温の数字より厚めの服装が目安になります。

帽子が風で飛ばされてしまうときはどうすればいい?

あごひも付きの帽子を選ぶか、フード付きのアウターを併用すると飛ばされにくくなります。飛んだ帽子を追いかけての転倒や飛び出しにもつながりかねないため、風の強い日ほど固定できるものを選んでおくと安心です。

本記事は医療監修を受けたものではなく、公的機関が公開している情報の紹介です。お子さまの体調や個別の事情については、かかりつけ医の指示を優先してください。