暖房と乾燥の季節の赤ちゃん・子供の服装と室内環境
暖房を使う季節は、外の寒さとは別に、室内での着せすぎや乾燥、暖房器具のやけどなどが気になります。きょうなに着せる?の服装の提案はおでかけ(屋外)・日中を前提にしていて、暖房した室内の服装は計算していません。室内の出発点は、その日のおでかけの提案からアウターを除いた組み合わせ、というのが当サイトの編集上の目安です。このページでは、暖房と乾燥の季節の室内で気をつけたいことを、公的機関・学会などの情報をもとにまとめました。寝るときの服装は室内・寝るときの服装、冬のおでかけは冬の赤ちゃん・子供の服装で紹介しています。
暖房の効いた部屋では、着せすぎに気をつけます
京都府の子育てQ&Aは、冬に暖房した部屋の中で着せすぎて汗をかくことがあるとし、赤ちゃんの様子を見て、触れて状態を知って調節することが大切だとしています。東京都の住環境の指針も、乳幼児のいる冬の部屋について、暖房は暖めすぎないようにとしています。
家に入ったら、屋外用の上着や帽子、手袋は脱がせます。京都府の子育てQ&Aは室内では手袋や靴下は要らないとし、仙台市の保育所作成の資料は、靴下は室内では滑りやすいとしています。同じ資料は、厚手の衣類を1枚だけ着るより薄手の衣類を重ねるほうが保温効果があり、暑ければ1枚脱ぎ、寒ければ着るという調節もしやすいとしていて、冬の室内の例に半袖肌着とトレーナーを挙げています(一例です)。カナダ小児科学会は、あせもは暑く湿った季節に多いものの、冬でも服を重ねすぎると起きることがあるとしています。
手足ではなく、背中やお腹で確かめます
西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aは、手足が冷たくても、背中やお腹が温かければ体温は保てているとしています。英国のThe Lullaby Trustも、赤ちゃんの手足はいつも冷たく感じるので、胸や背中で確かめるよう案内しています。汗ばんでいたりお腹が熱かったりしたら服を減らす、というのが英国のNHSの案内です。富津市の子育てコラムは、体温が普段より高めのときは、着せすぎではないか、室温が高くないかも確かめるよう呼びかけています。月齢ごとの考え方は0〜2か月の服装ガイドなどの月齢別のページでも紹介しています。
外と室内を行き来するときの脱ぎ着
英国のNHSは新生児向けの解説で、屋内や暖かい車・バス・電車に入ったら、赤ちゃんを起こすことになっても帽子と余分な服はすぐに脱がせるよう案内しています。車では、チャイルドシートのハーネスの下に厚手の上着を着せないよう、米国小児科学会は注意しています(チャイルドシート・車移動の服装)。冬の外遊びのあとは、汗をかいていたらタオルで拭き、冷える前に着替えるよう、富津市の子育てコラムは呼びかけています。
冬の室内と屋外の温度差を何℃以内にするかという数値の目安は見当たりません(夏の冷房や、病気で熱があるときの目安とは場面が違います)。外の寒さに合わせた服装は気温0℃前後の服装で紹介しています。
室温の目安は、資料によって数字が違います
日中の室内については、20℃を下回らないように、という日本の資料が複数あります。西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aは、冬や気温の低い時期は20度を下回らないように暖房で調節し、同時に加湿も行うと効果的だとし、こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトも、新生児の部屋の温度はなるべく20℃以下にならないように、としています。範囲で示した資料では、保育室について冬20〜23℃(こども家庭庁のガイドライン、厚生労働省作成)、乳幼児のいる住まいについて冬20〜25℃(東京都の住環境の指針)で、上限はそれぞれ23℃・25℃です。
英国のNHSとThe Lullaby Trustが挙げるおよそ16〜20℃は、赤ちゃんが寝る部屋の目安で、対象が違います。環境省が呼びかけるウォームビズの暖房時の室温20℃は、省エネのための目安です。どれか一つが正解というわけではなく、場面と目的の違う数字として読んでください。
暖房を何度からつけるか、エアコンを何度に設定するかを示した公的な資料は見当たりません。エアコンの設定温度と実際の室温は同じとは限らないので、東京都の住環境の指針が勧めるように、温度計や湿度計を備えて部屋の様子を見るのがおすすめです。暖房の風は赤ちゃんに直接当たらないように、と西東京市のQ&Aや東京都の指針は呼びかけていて、The Lullaby Trustもヒーターは赤ちゃんに向けないよう案内しています。
湿度の目安と「乾燥」
厚生労働省は、空気が乾燥すると気道の粘膜の防御機能が低下するとして、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って湿度50〜60%を保つことも効果的だとしています。保育室の目安は湿度60%です(こども家庭庁のガイドライン、厚生労働省作成)。東京都の住環境の指針は湿度50%前後を目安にし、のどや肌の乾燥対策で加湿器を使うときも60%以上にならないように、としていて、厚生労働科学研究班のアレルギー疾患の保健指導の手引きも、ダニ対策として加湿しすぎないよう呼びかけています。東京都の指針は、ファンヒーターやエアコンの風で肌や粘膜が乾燥することがあるとして、風向きの調整も勧めています。
気象庁の用語では、湿度がおよそ50%未満の空気を「乾燥した空気」と呼びます。気象庁の乾燥注意報は、大気の乾燥で火災や延焼が起きやすいときの注意報で、当サイトでは表示していません。当サイトの服装の提案も、湿度は考慮していません。
加湿器を使うときの注意
まず、やけどです。国民生活センターは、スチーム式の加湿器から出る蒸気は数秒触れただけでやけどを負うおそれがあるとし、製品評価技術基盤機構(NITE)は、吹き出す蒸気は子どもの興味を引くので、手の届かないところに遠ざけるよう呼びかけています。こども家庭庁は、スチーム式を使うなら転倒しても熱湯がこぼれない製品を選び、ベビーゲートを活用するよう勧めていて、消費者庁も高温蒸気への対策機能が付いた製品の検討を呼びかけています。
次に、清潔です。厚生労働省は、超音波式など水を加熱しない加湿器は、毎日水を入れ替えて容器を洗うよう呼びかけていて、水を加熱して蒸気を出すタイプは感染源となる可能性は低いとしています。足立区は、タンクには水道水などの衛生的な水を使い、つぎ足しはしないよう案内しています。手入れの方法は取扱説明書も確かめてください。
加熱しないクールミスト式について、米国小児科学会はやけどの心配がないので幼い子にはより安全だとしています。一方でカナダ小児科学会は、クールミスト式は細菌やカビの汚染のおそれから、湯を沸かすタイプはやけどのおそれから、どちらも勧めていません。やけどと清潔の両方を満たす方式を示した資料は見当たらないので、当サイトは特定の方式をおすすめしていません。
暖房器具のやけど・低温やけど
こども家庭庁は、床に置くタイプの暖房器具は子どもの手が届かないよう安全柵などで囲むよう勧めていて、東京都の住環境の指針もストーブに柵を付けるよう、東京都の子どもの事故予防のページも暖房器具に専用のガードを設置するよう呼びかけています。消費者庁は、ストーブやヒーターに直接触れなくても熱気や熱風でやけどをすることがあるとし、小さな子どもがいる場所ではストーブにやかんを置かないこと、温風が当たり続けないよう十分に距離をとることを呼びかけていて、自宅以外の滞在先でも注意するよう勧めています。
低温やけどは、さほど高温ではなく心地よく感じる温度でも、長い時間触れていると起こります(消費者庁)。消費者庁の資料は、皮膚が損傷を受ける温度と時間の目安を、44℃では3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分としています。東京都福祉局の乳幼児の事故防止のハンドブックは、子どもの肌は薄いため、ホットカーペットの上で寝かせたり、カイロを直接当てたりしないよう注意するとしています。湯たんぽとカイロの考え方は冬の赤ちゃん・子供の服装で紹介しています。
こたつは、子どもが上に乗らないようにし、角にはクッションテープなどを付けてぶつかったときの衝撃を和らげるよう、消費者庁は呼びかけています。こたつの中で寝ることについて述べた公的な資料は見当たりません。消費者庁の資料によると、暖房器具などでの子どもの事故は11月から増え始め、12月・1月に多くなります。
石油・ガスの暖房と換気、火のそばの服
石油ストーブやガスストーブ、ファンヒーターなどの開放型の暖房器具は、室内の空気を使って燃え、排気ガスを室内に出す仕組みです。東京都多摩立川保健所は、1時間に1回以上、5分間程度窓を開けるなどのこまめな換気を目安にしています。一酸化炭素は色もにおいもなく気付きにくいので、警報器の設置も早期発見に有効だと東京消防庁はしています。NITEは、寝るときは使わず、寝る前に確実に消火するよう呼びかけています。米国小児科学会は、一酸化炭素中毒は誰にでも起こりうるものの、子どもは呼吸が速く、体重あたり多く吸い込むので特に危ないとしています。
厚生労働省は、暖房器具を使いながら換気を行い、カーテンなどの燃えやすい物から距離をあけるよう呼びかけていて、NITEは、ストーブで洗濯物を乾かさないよう注意しています。火を使う暖房のそばでは、袖口やすそが広がっている服や垂れ下がるものを身に着けないよう消費者庁が、毛足の長いものやゆったりと垂れ下がるデザインの服で火に近づかないよう東京消防庁が、ひらひらした飾りやひもの付いた服を着させないよう東京都福祉局のハンドブックが呼びかけています(消費者庁によると、服に火がついて亡くなる人の大半は高齢者です)。
乾燥の季節の肌着と素材
肌に触れる肌着は、吸湿性に優れ、肌を刺激する飾りなどのないものが好ましい(京都府の子育てQ&A)、直接肌に触れるものは通気性・吸湿性のよい綿100%がおすすめ(仙台市の保育所作成の資料)とされています。米国小児科学会は、冬の温風の暖房で室内の空気が乾き、肌も乾くとし、綿の服は汗が肌にたまりにくく、化学繊維はごわつきやすく熱がこもって汗や刺激の原因になりやすいとしています。新しい服は着る前に一度洗うようにも勧めています。
肌荒れやアトピー性皮膚炎のある子については、東京都こども医療ガイドが、肌に触れる下着は刺激が少なく汗をよく吸う木綿の柔らかな素材を選び、厚着は汗をかきやすくなるので温度に合わせてこまめに調節するよう勧めていて、日本アレルギー学会のアレルギーポータルは、温度変化や汗、ウールなどの衣類が悪化の要因になりうるとしています。肌の状態が気になるときは、かかりつけ医に相談してください。なお綿は、肌にやさしい一方で、火のそばでは表面に火が走りやすい素材の一つとされています(消費者庁)。火を使う暖房のそばでは、上の節のとおり距離をとってください。
寝るとき
1歳になるまでは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で寒さを調整すると安心だと、こども家庭庁は案内しています。英国のNHSは、赤ちゃんの暖めすぎは乳幼児突然死症候群(SIDS)の可能性を高めるとし、湯たんぽや電気毛布と一緒に寝かせないよう案内しています。寝る部屋の温度と服の考え方は室内・寝るときの服装で出典ごとに整理しています。
月齢別のポイント
0〜2か月
こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトは、新生児の部屋の温度はなるべく20℃以下にならないように、としています。一方で、暖房した部屋では着せすぎて汗をかくこともある(京都府の子育てQ&A)ので、背中やお腹に触れて確かめてください。 0〜2か月の服装ガイド
3〜5か月
手足が冷たくても、背中やお腹が温かければ体温は保てている、と西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aはしています。同じQ&Aは、寝返りの妨げになるため、寝るときに厚着をさせないようにともしています。 3〜5か月の服装ガイド
6〜11か月
はいはいやつかまり立ちで、床に置く暖房器具や加湿器に手が届くようになります。こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトは、7〜12か月ごろに起こりやすいやけどの一つにスチーム加湿器の蒸気を挙げていて、こども家庭庁は暖房器具を安全柵などで囲み、スチーム式加湿器にはベビーゲートを使うよう勧めています。 6〜11か月の服装ガイド
1〜3歳(12〜23か月・2〜3歳)
こども家庭庁の事故防止ハンドブックは、暖房器具やスチーム式加湿器でのやけどを0〜2歳くらいの事故として挙げています。仙台市の保育所作成の資料は、靴下は室内では滑りやすいとしています。 1〜2歳の服装ガイド・2〜3歳の服装ガイド
4〜6歳
子どもがこたつの上に乗らないように、と消費者庁は呼びかけています。火を使う暖房のそばでは、袖口の広い服や垂れ下がる服で近づかないよう、消費者庁と東京消防庁が一般向けに呼びかけています。外遊びのあとは、汗をかいていたら冷える前に着替えるよう富津市の子育てコラムは呼びかけています。 4〜6歳の服装ガイド
出典
- 京都府「衣服の枚数と調節 [子育てQ&A]」
- 仙台市「とっておきの子育ての話(衣類と薄着(全年齢))」(市の保育所の保育士・栄養士が作成)
- 西東京市「赤ちゃん訪問でよくある質問(環境・体調・授乳について)」
- 富津市「子育てコラム」
- NHS(英国)「How to dress a newborn baby」
- The Lullaby Trust(英国)「Cold weather」
- 米国小児科学会 HealthyChildren.org「Winter Car Seat Safety Tips」
- カナダ小児科学会 Caring for Kids「Your baby's skin」
- こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「新生児(生後約4週間までの赤ちゃん)」
- こども家庭庁(厚生労働省作成)「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」
- 東京都「健康・快適居住環境の指針」乳幼児や高齢者の居住環境(PDF)
- NHS(英国)「Sudden infant death syndrome (SIDS)」
- The Lullaby Trust(英国)「Room temperature」
- 環境省 デコ活「ウォームビズとは」
- 厚生労働省「急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
- 厚生労働科学研究班「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」(PDF)
- 気象庁 予報用語「気温、湿度」
- 気象庁「気象警報・注意報の種類」
- 国民生活センター「家電から出る蒸気による乳幼児のやけどにご注意!」
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「加湿器の蒸気で子どもがやけど」
- こども家庭庁「こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック」暖房器具やスチーム式加湿器でのやけど(PDF)
- こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「こどもの病気やけが・事故の予防」(PDF)
- 消費者庁「暖房器具やスチーム式加湿器でのやけどに注意!」
- 厚生労働省「レジオネラ症」
- 足立区「家庭用加湿器の維持管理」
- 米国小児科学会 HealthyChildren.org「Cough & Cold Survival Kit」
- カナダ小児科学会 Caring for Kids「Colds in children」
- 東京都こどもセーフティプロジェクト「子どもをやけど事故から守る予防策とは?」
- 消費者庁「油断大敵! 暖房器具によるやけどにご注意ください」
- 消費者庁「Vol.610 暖房器具などによるやけどに注意!」
- 消費者庁「暖房器具等での子供のやけど及びけがに気を付けましょう」(PDF)
- 東京都福祉局「乳幼児の事故防止教育ハンドブック」第3〜6章
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「就寝時の“足元”暖房にご用心!」
- 東京都多摩立川保健所「一酸化炭素中毒に注意しましょう」
- 東京消防庁「住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意!」
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「製品安全情報マガジン Vol.375 一酸化炭素中毒の事故」
- 米国小児科学会 HealthyChildren.org「Carbon Monoxide Poisoning: How to Protect Your Family」
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「ストーブとの程よい距離感が大切です」
- 消費者庁「着衣着火に御用心!」(PDF)
- 東京消防庁「着衣着火を防ごう!」
- 米国小児科学会 HealthyChildren.org「Avoiding Dry Winter Skin in Babies and Toddlers」
- 東京都こども医療ガイド「アトピー性皮膚炎」
- アレルギーポータル(日本アレルギー学会)「アトピー性皮膚炎とは」
- こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」
よくある質問
暖房で室温20度くらいの部屋では、起きている赤ちゃんに何を着せる?
日中の室内について、室温ごとの服の枚数を示した公的な資料は見当たりません。当サイトは、その日のおでかけの提案からアウターを除いた組み合わせを室内の出発点の目安にしています(編集上の目安です)。仙台市の保育所作成の資料は、冬の室内の例に半袖肌着とトレーナーを挙げ、厚手を1枚着るより薄手を重ねるほうが保温効果があるとしています。京都府の子育てQ&Aは、冬に暖房した部屋で着せすぎて汗をかくことがあるとして、赤ちゃんに触れて調節するよう呼びかけ、西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aは、手足が冷たくても背中やお腹が温かければ体温は保てているとしています。
赤ちゃんのいる部屋の暖房は何度にすればいい?
目安の数字は資料によって違います。日中の室内は20℃を下回らないようにと、西東京市の赤ちゃん訪問のQ&Aやこども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイト(新生児のページ)がしています。範囲で示した資料では、保育室が冬20〜23℃(こども家庭庁のガイドライン、厚生労働省作成)、乳幼児のいる住まいが冬20〜25℃(東京都の住環境の指針)で、上限はそれぞれ23℃・25℃です。東京都は暖めすぎないようにともしています。寝る部屋については、英国のNHSとThe Lullaby Trustがおよそ16〜20℃を挙げています。暖房を何度からつけるか、エアコンを何度に設定するかを示した公的な資料は見当たらないので、温度計で部屋の温度を見て調整してください。
赤ちゃんの部屋の湿度は何%が目安?
厚生労働省は、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などで湿度50〜60%を保つことも効果的だとしています。保育室の目安は湿度60%です(こども家庭庁のガイドライン、厚生労働省作成)。東京都の住環境の指針は湿度50%前後を目安とし、のどや肌の乾燥対策で加湿器を使うときも60%以上にならないように、としています。気象庁の用語では、湿度がおよそ50%未満の空気を「乾燥した空気」と呼びます。当サイトの服装の提案は、湿度を考慮していません。
赤ちゃんに加湿器は必要?どんなタイプを選べばいい?
加湿器が必要かどうかを判断した公的な資料は見当たらず、厚生労働省は加湿器などで湿度を保つことも効果的、としています。スチーム式は蒸気や、倒したときの熱湯でやけどのおそれがあるので、こども家庭庁は転倒しても熱湯がこぼれない製品を選んでベビーゲートを使うよう、消費者庁は高温蒸気への対策機能が付いた製品を検討するよう呼びかけています。超音波式など水を加熱しないタイプは、毎日水を入れ替えて容器を洗うよう厚生労働省はしています。加熱しないクールミスト式を、米国小児科学会はやけどの心配がないので幼い子により安全とし、カナダ小児科学会は細菌やカビの汚染のおそれから勧めていないため、当サイトは特定の方式をおすすめしていません。
ホットカーペットやこたつで赤ちゃんを寝かせてもいい?
東京都福祉局の乳幼児の事故防止のハンドブックは、子どもの肌は薄いため、ホットカーペットの上で寝かせたり、カイロを直接当てたりしないよう注意するとしています。こども家庭庁は、湯たんぽや電気カーペットなどは長時間同じ場所に触れて低温やけどをすることがあるので、長時間使わないよう呼びかけています。こたつは、子どもが上に乗らないようにし、角にはクッションテープなどを付けてぶつかったときの衝撃を和らげるよう、消費者庁が呼びかけています。こたつの中で寝ることについて述べた公的な資料は見当たりません。製品評価技術基盤機構(NITE)は一般向けに、カイロをこたつの中で使わないよう呼びかけています。
石油ストーブやファンヒーターを使うときは、どのくらい換気すればいい?
石油ストーブやガスストーブ、ファンヒーターなどの開放型の暖房器具は、室内の空気を使って燃え、排気ガスを室内に出します。東京都多摩立川保健所は、1時間に1回以上、5分間程度窓を開けるなどのこまめな換気を目安にしています。一酸化炭素は色もにおいもなく気付きにくいので、警報器の設置も早期発見に有効だと東京消防庁はしています。寝るときは使わず、寝る前に確実に消火するよう、製品評価技術基盤機構(NITE)は呼びかけています。米国小児科学会は、子どもは呼吸が速く、体重あたり多くの一酸化炭素を吸い込むので特に危ないとしています。
本記事は医療監修を受けたものではなく、公的機関・学会などが公開している情報の紹介です。お子さまの体調や個別の事情については、かかりつけ医の指示を優先してください。