室内・寝るときの赤ちゃん・子供の服装
きょうなに着せる?の服装提案は、おでかけ(屋外)を前提にしています。このページでは、室内で過ごすときと寝るときの服装の考え方を、公的機関・学会の公開情報をもとにご紹介します。
室内の温度環境の目安
こども家庭庁・厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、保育室環境のめやすとして室温は夏26〜28℃・冬20〜23℃、湿度60%とされています。これは日中の保育室の目安であり、就寝時の基準ではない点にご注意ください。
参考として、英国のNHS(国民保健サービス)は、赤ちゃんが寝る部屋の温度について16〜20℃を快適で安全な目安としています。住宅事情が異なる海外の目安である点には留意が必要です。
室内の服装の考え方
- 本サイトのおでかけ向け提案から、アウター(上着)を除いた組み合わせが室内の出発点になります。あとは室温に合わせて調整してください。
- 着せすぎ・着せ足りないの確認は、手足の冷たさではなく胸や首の後ろで行うことが勧められています。手足がひんやりしているのは正常なことが多く、首の後ろや背中が汗ばんでいたら1枚減らす目安です(NHS・Lullaby Trust)。
- 新生児期(体温調節が未熟な時期)は「大人より1枚多め」が目安とされています(NHS・米国小児科学会)。
寝るときの服装と安全
- こども家庭庁が周知するSIDS(乳幼児突然死症候群)対策のポイントは、「1歳になるまでは寝かせるときはあおむけに」「できるだけ母乳で育てる」「たばこをやめる」の3つです。
- 掛け布団は赤ちゃんの顔にかかると窒息のリスクがあるため、保温はスリーパーなど「着るもの」で行うことが勧められています(こども家庭庁)。消費者庁も、掛布団は子どもが払いのけられる軽いものを使い、敷布団は硬めのものを選ぶよう注意喚起しています。
- 暖めすぎ(着せすぎ・掛けすぎ)を避けることも大切です。米国小児科学会は暖めすぎをSIDSのリスク要因として挙げており、英国のLullaby Trustは1歳未満に厚手のキルトや羽毛布団を使わないことを勧めています。
- おくるみ(スワドル)は、寝返りの兆候が見られたら使用をやめることが勧められています(米国小児科学会)。
出典
- こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」
- 消費者庁「就寝時の窒息事故に注意」
- 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)
- NHS: Safe sleep advice for babies
- HealthyChildren.org(米国小児科学会): A Parent's Guide to Safe Sleep
- The Lullaby Trust: Room temperature
本記事は医療監修を受けたものではなく、公的機関・学会が公開している情報の紹介です。お子さまの体調や個別の事情については、かかりつけ医の指示を優先してください。
よくある質問
手足が冷たいときは着せ足りていない?
手足は体温調節のしくみ上ひんやりしやすく、冷たくても正常なことが多いとされています。着せすぎ・着せ足りないの確認は、胸や首の後ろに手を入れて汗ばみや冷えを確かめる方法が勧められています(NHS)。
おくるみ(スワドル)はいつまで使える?
米国小児科学会は、寝返りの兆候が見られたらおくるみの使用をやめることを勧めています。月齢では個人差が大きいため、お子さまの発達の様子で判断してください。